ネットワーク普及の最大のファクターは,誰が何と云おうとアダルトサイトだった。多くの人が住み着いて,さらにそのポジションは確たるものになる。すぐそこにあるアダルトサイトは,欲求を満たすまで,拡大し続ける。
インターネット上のウェブサイトの分布状況を調査しているウェブセンス社が,最新の調査結果を発表した。それによると,この6ヶ月にオンラインショッピング関連サイトが140%の増加率を示したのに対し,オンラインポルノサイトの増加率は48%だった。97年以来,ポルノサイトの増加率は常に100%を超えていた。
ウェブ上では,ちゃんとリンクをはっているところなら,どんなところからでも15回以内のクリックで18禁のサイトにたどり着けるという。それは一流企業のサイトだろうと,宮内庁のサイトだろうとかわりはない。永田町や霞が関には風俗街はないが,政府のサイトや官公庁のサイトからも,それほど多くないページをたどることでドスケベなページに達することができる。それは,ウェブの世界の,狭さか,広さか。
私は絶対にそんなところには近づかない,なんて云ってても,朝日新聞10月29日10時30分現在のトップ記事のすぐ隣にも,それはある_かも_しれない。「高速でタンクローリー爆発。午後6時ごろ,東京都港区南麻布の首都高速道路で,劇物の過酸化水素を積んで走行中のタンクローリーのタンク部分が爆発した。(22:28)」(よい子は朝日新聞の記事に興味を持っちゃダメよ(^^ゞ)。…減ったといっても5割増に増えている。ある調査によるとポルノを含んだページは,8億ページの1.5%,すなわち1200万ページという(ZDNet Newsの記事)。その5割ということは,6ヶ月で600万ページずつ増えてるんだってんだから,呆れるべきか,感心するべきか,ねぇ(参考:2ch BBS 21禁掲示版)。
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